下書きにタイトルだけあったので、ぼちぼち続きを書くことにする。双極性障害と一緒に暮らしてもう14年以上になる。半生以上のときをこいつと一緒に暮らしているから、もう精神の波のない生活の想像ができない。精神科への入院がない生活はいまだに考えられないし、未来に希望を持って頑張っても見事に裏切られるから明るい未来を想像したくない。
いま通っている就労移行支援施設で他の利用者に、何度も私は障害枠でフルタイムで働けそうだねと言われた。きっと向こうは褒め言葉で言おうとしているのだろうということはわかるけど、私が言ってもらいたいのはそういうことじゃないんだ。私はいろんな人にそれなりに能力について褒めてきてもらっているので、その言葉を信じて自分が能力的に劣っているとは思わない。ただ、気分の調節ができないのだ。安定感がない。絶対的に。CPUもメモリもグラボもいいのに電源だけ最悪な自作PCみたいだなといつも思う。そこが一番重要なんだな。いつ電源が落ちるかわからない、いつ暴走するかもわからないPCを誰が使いたいんだろう。私は嫌だ。私だけれども。
双極性障害がない人生はいまさら考えられないほどに人生に巣食っている。そこに囚われていては何もできないのかもしれない。ただ、それをなんとかしないことには何もできない。普通に生きる方法を学ぶのに30年近くかかっている。早く普通になりたい。私なりの普通でいいから。そんなに高望みなことだろうか、これは。
