アメリカなうである。
ものすごく憂鬱になっていたわりにわたしはおまけだったのでまったくもって心配は杞憂だった。
大変楽しんでいる。ものすごく。
わたしは地球科学分野で院生をしているのだけど、アメリカだろうと日本だろうと抱えている問題は同じで、同じように将来を憂いているというのがわかった。
基礎研究をしている人は皆同じことを考えるのだろうか。
今回来てみて、やはりわたしは研究がしたいなあと思った。
研究がしたいというか、研究をしている人たちと同じ立場に立ってその仲間でありたいと思ったと言った方が正確だろう。
わたしは地球科学や基礎科学を研究している人たちの精神が好きなのだ。
わたしもその一人でありたいと思う。
だからわたしはなにかを解き明かしたいというよりも、仲間でありたい意識の方が強く、それはおそらく研究者としては間違っている。
分かってはいるんだけどなあ。
そもそもものすごく頑張らないと、研究者にはなれない。
本当に一握りなのだ。
けれどそのレベルで頑張るとわたしの頭は壊れてしまう。
セーブしながら研究者になれるほど世の中は甘くない。
悲しいなあ。頑張りたいのに頑張れない。
わたしは甘えているのだろうか、きっとそうだ。
将来はやっぱり見えない。わたしはどうしたらいいんだろうか。